しまひとみ アテネにソクラテスを訪ねて しまひとみのギリシア旅行記
ソクラテス アカデミーのソクラテス像
エロースとアフロディテ 左後方は竪琴を持つアポロン
2012年9月24日(月)~10月1日(月)の1週間
上海とパリ経由でギリシアのアテネとエギナ島を旅してきました。
まずは上海編からご覧下さい。
[上海編]
10時間の乗り継ぎ時間。中国全土で反日暴動が勃発した時節。危険覚悟で上海中心部へ出かけるべきか否か。出かけました。
定刻通り、14時、上海浦東(プドン)空港到着。男女二人組の入国審査の係官は予想外にフレンドリー。1Fの税関内に「トランスチャイナ」という日本人用の乗り継ぎデスクが設置されていたはずなのに、影も形もありませんでした。尖閣国有化の対抗措置の一つなのでしょう。しかしこれは想定内でした。ここで深夜の乗り継ぎ便のチェックインを事前に済ませておく予定でしたが、搭乗の2時間前に3Fのチェックインカウンターに出向かざるを得なくなりました。
次にすべきは「行李寄存」という部署を探してキャリーバッグを預けること。まず荷物をX線で透視、パスポートをチェックしながら書類を作成、その後、自ら荷物を持ってカウンター右脇の通路から奥のロッカーへ移動、電子キーで施錠後、預かり証とキーを小さな封筒に入れて手渡されました。キャビン持ち込みサイズのキャリーバッグの場合、4時間まで10元(約140円)、10時間までだと15元(約210円)でした。
2Fの連絡通路を通って「磁浮(リニア)」の駅へ。往復乗車券を80元(約1120円)で購入。15:00 発の磁浮に乗車。15:10 龍陽路(ロンヤンルー)着。去年の高速鉄道の脱線転落事故の影響か最高時速は300km。磁浮乗車の感想は「飛行機並の加速だが、横揺れは新幹線より大きい」。
市内中心部の豫園を目指し、まずは龍陽路で地下鉄2号線に乗り換え。「地鉄服務中心(サービス窓口)」で50元(約700円)の「交通カード」を購入。
左上のカードを使用して入場しようとしたもののゲートが開かない。服務中心へ戻りその旨告げる。カードを販売したさっきの若い女性係員がパソコンの画面を見ながらキーボードをカチャカチャ操作。明らかに、英語で交通カードを購入し、30元チャージしていった東洋人を日本人と見做しての嫌がらせでした。しかしこれも想定の範囲。
2012.9.24 搭乗口に置いてありました。
尖閣問題で緊張下の東アジア一の大都会。そこにたった一人の日本人。群集心理で突発的に何が起きるかわかりません。市中では絶対に日本語のガイドブックは開けません。地下鉄の路線図と駅名と乗り換え駅をしっかり記憶して極力目立たないように行動しなければなりませんでした。それでも南京東路(ナンジンドンルー)で10号線に乗り換え、そこから一駅の豫園(ユィユァン)に30分ほどで無事到着。南京東路の人の流れは東京の地下鉄以上で、乗り換えには早足で10分以上かかりました。交通カードの残額は上海交通局の頁で照会出来るというので、試しにカードの番号を打ち込んでみると22元(約308円)残っていました。カードの保証金が20元、30元分チャージしてもらったので、乗り換えを含めて片道7駅間の地下鉄運賃は4元(約56円)、往復でも8元(約112円)と格安だったことがわかりました。
豫園で地上に出てみると、予想に反して、都会にある普通の街並みが続いていました。上海随一の名所・旧跡と謳われる豫園。さぞかし中国情緒に溢れた街並を想像していたのですが、見事に期待が裏切られました。大通りの交差点。高層アパート。通りの遥か向こうには超高層ビル。それらとは余りにも不釣り合いの中華スープや家禽の匂い。しかしこれこそが現在の上海のリアルな姿なのでした。
そこから豫園入口の上海老街までは徒歩で10分足らず。途中、何組かのアベックにシャッターを押して欲しいと中国語で話しかけられましたが悉く無視。外見からは日本人とはわからない証拠です。豫園老街は写真にもある通り、欧米からの観光客も多く活気に溢れていました。見事な彫刻が施され「豫園」と銘打たれた石造りの門が最も印象的でした。湖心亭で中国茶を愉しみ、南翔饅頭店で名物の小籠包に舌鼓を打つ算段でしたが、トラブル回避のため、食事は空港に戻ってからすることにしました。湖心亭の2階北側の窓側の席に案内され、5分ほど御品書の中国茶名とにらめっこし、ごく平凡にも「鉄観音茶」を注文しました。118元(約1652円)。お茶請には小さな干豆腐が出されました。綺麗に包装された洋菓子の包みも出されましたが、上海で洋菓子はないだろうと興ざめしてしまい、全く手を付けずに置いてきました。眼下には九曲橋の荷花池が、遥か北東の方角には外灘浦東の超高層ビル群が見渡せました。
残り6時間の乗り継ぎ時間をいかに使うか、当初、豫園で食事後、上海一の繁華街の南京東路を散策、黄浦江と外灘(バンド)で夕方の憩いの一時を過ごし、対岸の浦東新区の超高層ビル群に明かりが灯る頃、その中でも最も高い上海環球金融中心(ワールドフィナンシャルセンター)の地上百階474Mの展望台から上海市街の夜景、光の海を眺める予定でしたが、上海見物が旅の目的ではないため、安全第一、全てキャンセルして空港に戻りました。17:30に豫園湖心亭を出発、18:20には空港のロッカーからキャリーを取り出していました。
空港レストランの飲茶は美味しくありませんでしたが、豫園の小籠包はこんなものではないのだと思います。海老焼売にしても、味の素の冷凍食品の方が余程おいしいと思われました。横浜の中華街でも、乾物を多用する中華スープ独特の風味に戸惑いを覚えたことがありますが、それとは別次元の不味さでした。日本のラーメンは中華料理とは全くの別物ですが、中国からの観光客の多くが大満足して帰国すると聞きます。
中国と言えば青島ビール。今回初めて試してみましたが、これは普通に美味しかったです。空港内のレストランやカウンターバーでは青島の瓶ビールを35元(約490円)で販売していましたが、335ml入りの缶ビールを自販機で買うと、わずか8元(約112円)で買えました。余談ですが、帰国時、残ったコインを全てこの青島ビールに換えて持ち帰りました。富士山のバナジウム水を自販機で売っていたので、1本買ってパリ行の深夜便に持ち込みました。同じ搭乗口でアムステルダム行の搭乗手続きと重なったため大混雑でした。
日付が9月25日に変わり、離陸後30分ほどで食事が出されたのですが、もう休む時間だからと遠慮しました。フルーツとヨーグルトだけでもと熱心に奨められたので、マンゴーとサワーヨーグルトを頂いて休みました。朝食はオムレツ、デザートはチョコレートムースでどちらも美味しく頂きました。因みに、帰りのパリ~上海間のランチでライスを選択すると白身魚の竜田揚げの餡かけが出されました。恐らく北海産の鱈だと思いますが、ほくほくして淡泊、口に合いました。安い素材でも美味しく料理することは可能だという手本でした。エコノミーの食事は誰でも美味しく食べられることが第一です。フィンエアーのエコノミーは、トマトパスタの次がチキンのクリームパスタとかパスタ中心のメニューですが、国籍や宗教に関係なく誰でも美味しく食べられるという意味では理想的な機内食かもしれません。日本人の多い路線ではレトルトカレーでも出しておけば無難だと思います。
白身魚の竜田揚げ フィンエアーのトマトパスタ
中国東方航空の評判に関して、ネットで調べるとぼろ糞の書き込みだらけです。私のフライトが幸運だったのかもしれませんが、往復とも定時運行、食事も美味しく、乗務員のサービスも満点で、マナー違反の乗客も見当たりませんでした。ただ飲み物はジュースもコーヒーも頂けませんでした。アップルジュース、防腐剤のせいでしょうか、舌にピリピリと刺激があり、嫌な渋味が残りました。コーヒーも今時こんな不味いコーヒーがあるのだろうかと思うほど不味い代物でした。中国茶を試してみましたがこれも美味しくありませんでした。赤ワインも中国製で美味しくありませんでした。行きは上海で日本の水を持ち込めたのがせめてもの幸いでした。帰りはパリのシャルル・ド・ゴール空港、ターミナル2EのL46搭乗口傍のキオスクで、チーズサンドとエビアンの1.5Lサイズのペットボトルを買って持ち込みました。セットで5€のコップ付きでした。
この搭乗口の手前のベンチの向こう側の窓寄り、右側の写真の少し左側に小さなアップライトピアノが置かれています。私がここに着いた時、55歳位に見える男性がショパンのスケルツォの第1番を演奏中でした。演奏後、エールフランスの成田行きに搭乗されたのではないかと思うのですが、見事な演奏で同胞として誇らしい思いでした。ご本人には「ホロヴィッツのようでした」と申し上げたのですが、ピアノがプレイエルでなければ、ホロヴィッツが弾くスケルツォのようにメリハリの効いたショパンになったのではないでしょうか。最初から聴ければよかったのですが、残念ながら曲の半ばからしか聴けませんでした。
話が前後してしまいました。現在中国では、日本人は鬼だとか、いま日本へ行くと殺されるとか、実しやかに囁かれているそうですが、幸いにも、左隣の36Aに座った若い中国人女性は、私の肩に寄りかかり微かな寝息をたてて安眠してくれました。鬼の隣ではそうはいかないでしょう。ポケモンやドラえもんとともに大きくなった世代が日本を嫌う道理がありません。帰りの便で右隣の36Lに座った若い女性も終始にこやかでフレンドリーでした。
湖心亭 浦東空港 レストランのレシート
以下、上海写真編へと続きます。
上海編
上海 豫園老街の入り口で櫛を商う譚木匠
活気あふれる上海豫園
上海 豫園老街
豫園老街
上海 豫園九曲橋
豫園 湖心亭の荷花池
上海 「豫園」
上海 豫園湖心亭
上海 豫園湖心亭玄関
上海 豫園湖心亭で中国茶(チャー)を
鉄観音茶 118元 (約¥1,600)
湖心亭の内装
湖心亭の照明
豫園から浦東を望む
上海 浦東の超高層ビル
上海 龍陽路駅の磁浮
上海 龍陽路駅の磁浮
磁浮 Shanghai Transrapid
磁浮 Shanghai Transrapid
磁浮 上海龍陽路駅
磁浮 上海龍陽路駅
磁浮 上海龍陽路駅
青島ビール 35元 (約¥500)
上海蟹ミソ入り小籠包 36元 (約¥500)
蝦焼売 29元 (約¥400)
中国の紙幣 百元約1400円が最高紙幣
上海 浦東国際空港第1ターミナル
日本人向けに、売店でお土産の印鑑を彫ってくれるサービスがありましたが、幾らなんでも5分では無理でしょう。売り子さんに「本当に5分でできるの?」と訊いてみたら、彼女笑ってました。
ギリシアに到着
7月のプラハも連日35℃近くの猛暑でしたが、10月間近のアテネも35℃が続きました。アテネのエレフテリオス・ヴェニゼロス国際空港到着後、地下鉄ホームへ降りるエスカレーターでのこと。急に乾いた猛暑の外気に触れたものだから、涙は出る、立ち眩みはするで、不覚にも、長いエスカレーターの最上部でキャリーバッグを落としてしまいました。キャリーは何度も大きく弾みながら下のホームまで転がっていきました。 EMINENT 75-58671 というキャリーバッグ 、フレームの弾力性がもの凄く、多少埃を被った程度でほぼ無傷の状態でした。
軽い、薄い、丈夫、小さいのに大容量、シンプルで美しいデザイン、方向転換にやや難はあるものの、シャルル・ド・ゴール空港のような大きな空港のターミナル移動のように、延々と直線が続くような所での使用には何の問題もありませんでした。プラハ旅行は6泊7日、アテネ旅行は7泊8日。リュックとキャリーバッグ一つだけ、着替えと必要最小限の品を携行する身軽な旅の伴。キャビン持ち込み用キャリーバッグとしては最高の逸品だと思いました。
真夏のアテネ、到着前には機内で目薬を差しておくことをお奨めします。
エミネントのキャリーバッグ
Egaleo 行きの地下鉄3号線に乗車して間もなく、後ろの車両からアコーディオンが聞こえてきました。ゴッドファーザー、愛のテーマです。小さい男の子と女の子。ロマの奏でるヴァイオリンのように哀愁を帯びていました。後ろに従う女の子が円筒の容れ物を差し出してきました。市内中心部までの運賃は8€。10€札でチケットを購入のため、お釣りの2€硬貨がポケットの中にありました。小遣い稼ぎ?家計の扶け?次の駅で別のペアと交代したようで、今度は男の子が空き缶を突き出してきましたが、生憎もう小銭はありません。
自動改札がないため、切符には必ず専用の刻印機で乗車日時を書き込む必要があります。抜き打ちの検札時、刻印のない切符は、理由の如何にかかわらず無賃乗車と見做され、運賃の60倍の罰金を支払うことになります。日本にない方式のため特に注意が必要でした。空港往復には8€ずつ、計16€かかりましたが、地下鉄以外にもバスとトラムで無制限に使える「ウィークリー・チケット」が14€(約1400円)とお得なため、市内観光に交通費は殆どかかりませんでした。
ウィークリー・チケットと空港往復チケット
アテネの「ラリッサ駅」
とても 一国の首 都の
中央駅には 見えないし、
駅の周囲には 何もない。
アテネの住まい ラリッサ駅のすぐ北側
コロナキのような高級住宅街でも同じアパート暮らし。
陽避けの庇も、アテネ中、全く同じ景色でした。
ギリシア編 その1「アテネ到着の夕べ」
アクロポリスの辻音楽師 1€で演奏してくれました。
トルコのサズを改良したブズーキという民族楽器でしょうか。
中近東のような音楽に驚かされました。
アクロポリスの辻音楽師2
夕暮れのアクロポリス
夕暮れのアクロポリス
夕暮れのアクロポリス
日没のアクロポリス
モナスティラキ広場 右端の出店はペリプテロ
モナスティラキ広場 アドリアノスの図書館
アテネの葡萄(5房で2ユーロ 約200円)
Air France の機内誌は KYOTO 特集
ギリシア編 その2「アカデミー辺り」
映画“SMYRNA”の広告
話題の映画が6ユーロ 約600円で
2012年9月26日 アテネのアカデミー周辺で
国立図書館
アテネ大学
アカデミー
ソクラテス像
プラトン像
ソクラテスとプラトン像
アカデミーの前庭に寝そべるアテネの犬
ストで閉鎖中の地下鉄 パネティスティミウ駅
ストライキで集会を行うクラフトモノス広場
一本向こうの大通りではデモの行進が
ギリシア編 その3「プラカ地区」
アマリアス大通りからリカヴィトスの丘を望む
カプニカレア教会
カプニカレア教会 モザイクのイコン
ロシア教会
ロシア教会
アドリアノス門
リシュクラテス・モニュメント
ギリシア編 その4「国立考古学博物館」
国立考古学博物館
国立考古学博物館前庭
イオニア式の支柱
国立考古学博物館の玄関
玄関のプレート
ストに連動した休館日の翌日のため無料に
通常は7€ (約¥700)
4千年~5千年前のキクラデス文明の出土品
キクラデス文明の出土品
キクラデス文明の出土品
3千年~4千年前のミケーネ文明の出土品
ミケーネ文明 アガメムノンマスク
ミケーネ文明 黄金のマスク
本当に3千年前の画?
どこかで似たようなイラストを見たような気が…
線画で描くとジャン・コクトーのようにも
紀元前7~5世紀 アルカイック期のクーロス像
アルカイックスマイル
クーロスとは青年のこと
エギナ島オナタの作とされるポセイドン像
美の極致として美術の教科書にも採録
ポセイドンの後ろ姿
ポセイドンのブロンズ像
パロス島の大理石に刻まれたアフロディテ像
アフロディテとエロース
古代の貴婦人像
純潔の象徴 アルテミス
生涯 独身の アルテミス
下半身が鳥のセイレン
スフィンクス
牛の頭のミノタウロス
下半身はヤギの牧神パン
アフロディテの息子エロース
牧神パンへの奉納図 パンの隣はヘルメス
馬に乗る少年も目玉の展示物のひとつ
馬に乗る少年
海底で見つかった馬に乗る少年
2階へ
中2階
2階には夥しい数の壺とこんな展示物も
紀元前8世紀 アッティカ地方の幾何学式の壺
アッティカ地方の黒絵式の壺
アッティカ地方の赤絵式の壺
巨大な壺も
美しいとしか言いようがありません。
余りの美しさに絶句
地下のカフェで喉を潤す
カプチーノとチーズケーキそしてミュートスも
14.5€(約¥1,500)
ギリシア編 その5「ピレアス港&エギナ島」
地下鉄ピレアス(港)駅
アテネの海の玄関ピレアス港
ヘレニック・シーウェイズのポセイドン・ヘラス
ポセイドン・ヘラス
アギア・トリアダ大聖堂
アギア・トリアダ大聖堂
アギア・トリアダ大聖堂
ピレアス港サロニコス群島行き乗り場
海を見つめる白髪のギリシア紳士
水中翼船「フライング・ドルフィン」でエギナ島着
ハイドロ・フォイル「水中翼船」
エギナ島リマニ港
エギナ島リマニ港
海辺の果物屋さん バナナ一房1€ 約百円
海辺のピスタチオ販売店
エギナタウンのギリシア正教会
ギリシアの95%は敬虔なギリシア正教の信徒
長閑な島の風景
ずらりと並ぶシーフードレストラン
猫の集まるタベルナで昼食
簡単明瞭なメニュー
烏賊の素揚げとミュートスで昼食
イカ、タコ、エビの他、米やゴマも食べるギリシア
1827年~1829年の独立戦争時、この島には
ギリシアの臨時政府が置かれていた。
陸に上がった漁船
北緯 37、5度。 日本なら 福島第1原発辺り。
2012年9月28日 気温35度。 まだまだ盛夏。
支柱1本のみのコロナ遺跡 アポロン神殿
エトネゲルシアス広場傍の並木道
エギナ・タウンを少し離れるとピスタチオの木が
美しい聖ネクタリオス修道院
聖ネクタリオス修道院の祭壇
聖ネクタリオス修道院の内壁
聖ネクタリオス修道院の内壁
ギリシア文字のΧ カイ とΡ ロー でキリストを表す。
魚は、ローマ帝国にキリスト教が禁止されていた頃、
イエス・キリストのシンボルとして使用された。
しまひとみの掌にも魚が
イコンとロウソク
美しい聖ネクタリオス修道院
ツツジの仲間だろうか 百日紅!
2時間 60 € 約 6千円 で借り上げたタクシー
アフェア神殿から見るエーゲ海
松とピスタチオのみの荒涼殺伐とした風景
アフェア神殿 ドーリア式の支柱
大理石ではなく石灰岩の支柱
レスピーギに「ローマの松」という作品がある。
これはギリシア「エギナ島の松」。
アルカイック期を代表するアフェア神殿。古代、
エギナ島は独立した都市国家として、アテネの
ライバルだったこともある。
アフェア神殿のドーリア式の支柱は24本。
松の木陰からアフェア神殿を望む
元船員も多く日本にフレンドリーな島だった。
アテネへの帰路に乗船したポセイドン・ヘラス
帰路は一群の鷗と戯れる
ピレアス港まで 30キロ、約65分の船旅
2012年9月28日、アテネの日没は 19:12
エーゲ海に沈む夕陽
ピレアス港の夕陽
ピレアス港の夕陽
ピレアス港のギリシア人
日没直後のアギア・トリアダ大聖堂
日没直後のアギア・トリアダ大聖堂
ギリシア編 その6「シンタグマ広場」
アテネの中心 シンタグマ広場
1872年開業 5つ星のグランド・ブルターニュホテル
国会議事堂
無名戦士の墓
「伏している無名の戦士のために
空の寝台が運ばれてくる」(トゥキディデス)
「英雄たちにとっては、世界のすべてが
墓となりうる」(トゥキディデス)
日曜日は大規模な衛兵の交代式が観られる。
向かって右側の衛兵 靴のポンポンが可愛い?
左側の衛兵 エヴゾナスという民族衣装で立つ
無名戦士の墓を背後に寝そべるアテネの犬
国会議事堂のオブジェ
ヴァシリシス・ソフィアス通りの花屋
ヴァシリシス・ソフィアス通りの ギリシャリクガメ
国立庭園の植え込みの中から 突如 現れた
ギリシア編 その7「コロナキ&リカヴィトス」
コロナキの街路樹 ムクゲ 木槿
美しい紫の花
コロナキの街路樹
コロナキの書店
コロナキから見たリカヴィトスの丘
コロナキの猫
コロナキの猫
コロナキからアテネ市街を望む
リカヴィトスの丘へのケーブルカー乗り場
ケーブルカーを降りると 標高250m の高台
標高273m リカヴィトスの丘からの眺め
リカヴィトスの丘からの眺め
リカヴィトスの丘からの眺め
リカヴィトスの丘からの眺め
リカヴィトスの丘からの眺め
パナシナイコスタジアム
パルテノン神殿も眼下に見下ろす
頂上には美しい白亜の建物
ガイドブックにはないが、聖ゲオルギオス教会らしい
地下鉄のエヴァンゲリスモス駅
ギリシア編 その8「モナスティラキ」
地下鉄 モナスティラキ駅
地下鉄 モナスティラキ駅
地下鉄 モナスティラキ駅
モナスティラキ
モナスティラキ アドリアノスの図書館
アドリアノスの図書館
ローマン・アゴラ
日時計、水時計、風見の3役を兼ねた風の神の塔
風の神の塔
モナスティラキで
モナスティラキのレストランで昼食
カフェ・レストランマイアンドロス(メアンドロス)
片言の日本語で呼び込みに成功
白い器はパセリ入りのマヨネーズ
ギリシアビールのミュートスは定番に
リゾットを野菜に詰めてオーブンで焼いた料理 超美味
1865年当時のモナスティラキ
モナスティラキの犬
ギリシア編 その9「古代アゴラ」
2012年9月29日(土) 旅の締めくくりは古代アゴラ
国立考古学博物館同様 無料券で
最も原型を残したヘファイストス神殿
ヘファイストスの妻はアフロディテ
ドーリア式の支柱
醜なるヘファイストス 美なるアフロディテ
ドーリア式の支柱
パルテノン神殿とほぼ同じ時代に建築された。
ヘファイストス神殿とリカヴィトスの丘
ヘファイストス神殿とリカヴィトスの丘
古代アゴラから見たリカヴィトスの丘
ヘファイストス神殿は紀元前5世紀
ソクラテスが活躍した時代の建築物
ソクラテス、プラトン、アリストファネス。
2千5百年前、彼らはここで生活していた。
アグリッパの音楽堂
右端が巨人像 残り二つはトリトン像
アグリッパの音楽堂 頸のない巨人像
英雄の聖域 ローマのアドリアノス帝
ソクラテスも 3度出征した重装歩兵 だった。
アギイ・アポストリ教会 ビザンチン様式の教会
紀元 千年頃 の創建
アタロスの柱廊 古代アゴラ博物館
アタロスの柱廊 古代アゴラ博物館
トロス 円形の 評議員たちの詰所跡
トロスの心柱の上に土鳩が
何の鳥?
何の花? 何の実? Lantana camara
古代アゴラから見たパルテノン神殿
ブーレウテリオン 評議会の開催場所跡
ゼウス・エリテリオスの柱廊
ソクラテスが哲学論議を交わした伝説の場所
☆今回の旅のベストショット☆
オリーブと松葉の橋が架かっていました。
12/10/17(1st)